ステージングがかっこいいバンドになるには
こんにちは、僕です。
ロックバンドにとってライブとは欠かせないもの。
ライブにおいてかなりの割合を占める重要な要素が「ステージング」です。
一般的には照明・演出を含む視覚要素全体を指す言葉らしいですが、
この記事ではバンドメンバーの「動き」にスポットを当てて書いています。
大事なことは「動かない理由を考えろ」ってことです。
どうして動かないの?
アマチュアバンドのライブを見てると、メンバー全員が棒立ちで演奏してる光景をよく目にします。
最悪な場合だと、ボーカルすら棒立ちです。
ここで重要なのは「動かないことは悪い事ではない」ってこと。
曲によっては動かない方が良いこともあるでしょう。バラードなどでは楽器隊は演奏に集中してステージングは全てボーカルに任せた方がお客さんも感情移入しやすいでしょう。
じゃあそれ以外の曲で動かない理由を考えてみましたか?
例えば、あなたが「動かないことを売りにしている」のであればOKだと思います。
ですがバンド全体で見た時にあなたのキャラが立っていますか?
そういったステージングが成立するのは、他のメンバーの動きだけでライブとして成り立つ/お客さんを飽きさせない工夫が出来ている場合だけです。
何の演出もなく、他のメンバーも大して動いてるわけでもない。でも自分は不動を売りにする。こんなんじゃただの演奏会ですよ。
特に何も考えていないのなら、最初は何でも良いんで動いてください。
こんなバンドは嫌だ
では具体的にどんなバンドがNGか考えてみましょう。
1.バックバンド状態
ボーカルだけにステージングの全てを押し付けて楽器隊は一切動かないバンド。
楽器隊のみなさんは自分の楽器とイチャコラ。最悪です。
本当にバックバンドならそれが正解なんでしょうけど。
本来はボーカルを含めた全員がバンドメンバーですから、立場は対等なはずです。バンドなんですから!
メンバー全員が「ボーカルより目立ってやるぜ!」ってくらいの意気込みで臨んでくれた方が見てる側としても面白いです。
これがボーカルすら動かなかったら最悪で、僕だったら帰るか、外で酒飲んでます。椅子に座っていいライブだったら寝ます。
2.キャラが中途半端
バンドというより個人寄りの話になります。
棒立ちよりは100倍マシなんですけど、やるならやり切れと。
馴染みのお客さんにしか目を合わせない、間違えたら笑ってごまかす、など。
悪い意味でその日の状況によってステージングが変わる人です。
例えば自分のお客さんが一切いない対バンイベントだと一瞬でお地蔵様になりますね。普段はオラついてるのにね。そんな人は井の中の蛙って感じでと~ってもかっこ悪いです。
どんなイベント、どんな状況でも物怖じせずかっこつけられるメンタルの強さが大事です。
もっとも、「ブチかましたる~!」くらいの意気込みでライブできないなら、そんな人はロックバンド向きじゃないかもしれませんね…。
3.あまりにもステージング特化
めちゃくちゃ暴れてて、キレッキレのステージング。
動きまくりで見てる分には良いのですが、演奏があまりにもお粗末だと客も白けてしまいます。
最低限の演奏はキープできないとダメです。
それにただ暴れるだけでは単調になってしまい、客もすぐ飽きます。
演奏が上手いだけのバンドもすぐ飽きられがちですが、それと同じことです。
動くにしても緩急をつけたり、お客さんとコミュニケーションを取ったりと工夫しなければいけません。
どう動くか
では具体的にどう動くかですが、それはバンドの雰囲気や曲によって千差万別なので「こうしなさい!」とは言えないです。
なので一般論を。
お客さんを見る
あなたは誰に向けて自分の音楽を届けたいですか?
指板ですか?メンバーですか?もしそうならライブする必要はありませんよね。
でしたら極力お客さんを見るようにしましょう。
気持ち的には「今日来てくれた人全員の顔を覚える」くらいの意気込みで。まあ無理ですけど気持ちの問題なのでw
そのためには楽器を見ずに弾く練習は必須です。
よほど難しいフレーズがあるなら手元を見るのはしょうがないですがそれも年単位で時間をかけて見ずに弾けるくらいにはなりたいものです。
曲に合わせて動く
例えばシンバルやブレイクのタイミングで手を上げるだとか、間奏やギターソロなどのボーカルが歌わないとこは前に出る、とか。
あまりコテコテだと逆にダサくなってしまうのでさじ加減が大事です。
激しい動きをする場合は身体能力も大事になってきます。
楽器の人はだいたい両手が塞がってますよね。そんな時は頭を振るか足を出すしかありません。
足を出す、例えばキックするにしても体が硬いと足が上がらなくて素人感満載の情けないキックになります。
日頃から柔軟などをして最高のパフォーマンスが出来るようにしておきましょう。
ワイヤレスを導入
曲間で立ち位置の変更がある場合は練習の時点でメンバーと打ち合わせておく必要もあります。
場合によってはワイヤレスも必要になってきます。個人的にはワイヤレスは必須だと思ってます。
↓関連記事。ワイヤレスのレビューです。
シールドだと動き回ると思わぬところに引っかかって自分の体が引っ張られてトホホな状況になったり、最悪断線して音が出なくなる危険性も。
あと、シールドだとくるくる回れません。足にぐるぐる巻き付いてギャグマンガみたいになりますw
ですが機材が一つ増えるということはトラブルが起こるリスクも増えるということでワイヤレスが使えない場合の備えも常にしておいた方が無難でしょう。
録画する
自分たちのライブ映像は必ず録画してもらい、チェックしましょう。
どんなライブハウスでもDVDに録画くらいはできるはずです。
できればお客さんの反応までチェックできればベストですね。
自分たちのライブ映像を見て、「このバンドかっこいいな!」と思えるようになったらひとまず成功でしょう。勘違いでなければの話ですがw
まあそんなライブができればお客さんの反応も悪くないはずなのでそうそう勘違いは起きないと思います。
まとめ
とにかく動こう!
演奏しながら動く練習をしよう!
バンド内でも動く打ち合わせと練習をしよう!
ライブは録画してチェックしよう!
以上でーす。