こんばんは。元気でお過ごしでしょうか。
唐突ですが僕が影響を受けた曲を紹介していこうと思います。
単純に好きな曲、というだけでなく音楽に対する価値観を変えたくらいの影響を受けた曲です。
「これ、アリなんだ?!」という意味で。
当方ミーハーなのでマニアックな曲はありませんが別に広い知識の方が偉いとも思いませんし。
では少しでも同じ感性を持った人がいることを信じて書いてみます。
裸体/Cocco
「こんな悲鳴を使っちゃっていいんだ?!」
当時、「強く儚い者たち」がCMで流れてて癒し系だと勘違いした僕は「クムイウタ」に癒やしを求めてCD屋に向かったわけです。
何をそんなに癒やされたかったのか謎ですが見事にその願いは打ち砕かれてしまいます。
クムイウタの2曲目、「濡れた揺籃」で、思ってたのと違う歪んだギターリフがいきなり鳴り響き、「あれ、これロック?」と違和感を覚えました。
続く3曲目の「強く儚い者たち」も歌詞を見たらなかなか尖ってるし「思ってたのと違う」という思いがどんどん強まってきます。
それから後は、重く暗さを感じつつも落ち着いた曲が続きましたが問題の8曲目「裸体」です。
怪しさを増す暗いイントロ、歪んだギター、淡々と語るように歌うかと思えば唐突に溜め込んでいた感情が爆発するように突き刺さる歌声に豹変して、もはや悲鳴としか言い様のないシャウトが炸裂します。
悲鳴の裏で鳴るスライドギターも良い感じに狂気を演出。
これで完全にCoccoワールドに引きずりこまれましたね。
当時、似たような経験をした人は絶対いるはず。
その後もCoccoはハマり続けましたね。どの曲もバンドがかっこよくて一度はコピーバンドやってみたいと思えるアーティストです。
ONIGUNSOW/SEX MACHINEGUNS
「こんなPVアリなんだ?!」
マシンガンズは曲の面白さもさることながらPVにも定評があります。
特にこの「ONIGUNSOW」のPVは必見。
給食でキュウリが食べれない子供の歌なんですが、その様子がそのままPVになっています。
だけど特殊メイクがハンパないんです。なぜかホラー映画風なんです。これ子供が見たらトラウマになるでしょw
鬼が子供の給食の皿にキュウリをバンバン入れる様は爆笑必至ですw
PVの素晴らしさもさることながら、曲も超高速で聴いてて清々しいです。
あの歌詞でこの曲調だから意味があるんですよね。
オールナイトでぶっとばせ!!/ギターウルフ
「これでCD出していいんだ?!」
ギターウルフは問答無用のロックンロールバンド。
一度ライブも見たことがありますがギターよりもベースの音のデカさがすごくて終わった後もしばらく耳鳴りが止まりませんでした。
セイジがダイブしてきてベタベタ触ったのは良い思い出です。セイジが「行かせてくれ、行かせてくれ」って言ってたのは笑いましたねw
で、CDもハウリング全開の最高品質の音の悪さ。
別にこの曲じゃなきゃいけないってわけでもありませんw
でもこの曲が一番突き抜けてるかなって思います。
ディズニーランドへ/THE BLANKEY JET CITY
「こんな曲書いていいんだ?!」
とにかくめちゃくちゃカッコイイ曲です。イントロのアコギでやられちゃいます。
でも歌詞がなんていうか…すごい。
説明しようと思えば2行で済むような歌詞なんですが、曲のアレンジとも相まってとてつもない何かを感じます。
まさに言葉では説明できない凄みというか…。ほんとにブランキーの世界観は独特ですよね。
とにかく一度は聴くべき曲です。
my house/井上陽水
「こんなテキトーな歌詞でいいんだ?!」
いや、テキトーに作った歌詞ではないのかもしれないですがどう見ても言葉の響き最優先で意味なんてないんじゃないかと思うような歌詞です。
「ナイフ パイプ セロハンテープ」という歌詞にどんな意味を求めれば良いのですか?
他にもツッコミどころが無数に存在するこの曲。ほんと、天才の感性は凡人には理解できません。
ちなみに個人的に井上陽水で一番好きな歌詞は「東へ西へ」の
電車は今日もスシヅメ のびる線路が拍車をかける
満員 いつも満員 床にたおれた老婆が笑う
という歌詞です。なぜ老婆は笑っていたのか。想像するととてもシュールでこっちが笑ってしまいますw
他にもあるけど
特に影響が大きかったのは上の5曲です。
アルバムの流れの力とかPVの存在だとかで曲自体のパワーだけではないですがそれらも全部ひっくるめての音楽ですからね。
楽しんだ者勝ちですよこんなもんは。