ZOOM H6がないと僕は何もできない。
僕は基本的にZOOM信者なのですが、その理由がやはり安さが一番に来ます。
H6は4万円近くするので決して安いとは言えませんがまったくもって後悔してません。
むしろ、H6がないと自分の音楽生活が成り立たないくらいです。
ほぼ完全にヨイショ記事ですが最後に不満点も挙げときますのでよければお付き合いくださいませ。
目次
バンド練習の録音に最適
H6を買った最大の理由は「バンド練習を録音したいから」でした。
H6でしたら付属のかっこいいマイクで空間録りができるのに加えて外部入力を4つ備えています。
僕のバンドの場合でしたら、空間録りでドラムをメインに全ての音をざっくり録音して、
外部入力は練習スタジオのミキサーからステレオで2トラック、
ギター2本で合計4トラック全て使用しています。
各トラックは別々のファイルで録音されるので、
後で全体のバランスを取り直して一つのファイルにまとめればいいわけです。
練習から帰ってきていちいちミックスするのはとっても面倒ですけどね。
でもミックス作業も楽しいからいいんです。
MP3録音も可能ですが、
その場合は各トラック毎にファイルは作られず、まとめて一つのファイルとして出力されます。
僕は録音されたファイルをPCに落として編集しますが
PCがなくてもH6単体で可能みたいです。
つまりMTRにもなるってことです。
その場でちょっとしたデモくらいなら作れそうですね。
簡易的なミキサーにもなる
ちょっと先程の内容ともかぶるのですが自宅のモニター環境にも使えます。
ギター・ベース・その他をH6にラインで繋いでバランスを取って
H6のLINE OUTからパワーアンプに繋げるというやり方もできます。
パワーアンプはCLASSIC PROのDCP100という超小型パワーアンプを買って、
スピーカーはペアで3,000円くらいのONKYOのスピーカーをハードオフで買って繋げてます。
めっちゃ音出ます。
僕はこの方法で十分でした。というわけで楽器用のアンプ売りました。
ギターとベースはマルチエフェクターのアンプシミュレーターで満足してるので。
というかマルチによっては繋ぎ方を変えればステレオ出力を楽しむことも出来るようになるので、
控えめに言って最高です。
まあこれはH6とパワーアンプの合せ技ですけどね。
オーディオインターフェースにもなる
PCにH6のドライバをインストールすることで
DAWなどで使用するオーディオインターフェースとして機能します。
もちろんASIO対応。
一時期、PC用のオーディオインターフェースを探していたのですが
よくよく調べてみたら手持ちのH6に必要な機能が全て入っていました。
ループバック機能もついてるし何にでも対応できそう。
ただ一つ気がかりなのが、レビューを見ると
オーディオインターフェースとして使用時にノイズが発生するといった報告が見られます。
そう言われてみれば僕もあった気がします(実はまだあんまりこの機能使ってません)。
本格的に使うようになったら検証してみようと思います。
使う側の問題の可能性もありますし。
ちょっと嬉しいポイント
実はH6の底面にはスピーカーが装備されてます。
音質は期待しちゃダメですが、録れてる確認とかがその場でみんなで出来るので地味に便利です。
電池は単三電池4本で動きますがUSB給電でも動きます。
電池ボックスには紐みたいなものが付いてて、引っ張ることで電池がパラパラと取り出せます。
これめっっちゃ気が利いてると思いました。
何言ってるかわかんないかもしれないので画像どうぞ。
↑の赤四角のヒモ?みたいなのを左に引っ張ると電池が簡単に外れるんです。
世の中の電池を使う機器全てに標準搭載してほしいです。
ささいな不満
ここからは取るに足りない小さな不満を重箱の隅をつつくように挙げていきます。
ケースがない
現在発売中のH6は廉価版のH6/BLKしかありません。
無印のH6は専用ケース、専用マイクが2種類付属しててかなりお得でした。
僕が欲しかった時にはもう専用ケース無し、マイク1種類のH6/BLKしか売ってなくてガッカリしました。
価格は大して変わらなかったはずです。
これ、実質値上げですよね?まあそれでもコスパは良いと感じますけど。
逆に考えるんだ、初代が安すぎたのだと。
んで、どうしてもケースが欲しかったのでホームセンターでプラスチックケースを買って自作しました。
めんどくさかったです。
見栄えは良いものとは言えないので画像は載せません。
トラック数が足りない
やりたい事によってはトラック数が足りないです。
例えば基本的な編成(ボーカル、ギター、ベース、ドラム)だと一人1トラック割り当てられますがこれにキーボードやコーラスが増えてくるとトラックの割り当てに頭を悩ませることになります。
そうなるとスタジオに備え付けられてるミキサーを活用することになりますがミキサー内での音量調整は必須になります。
なのでバンドで使おうと思った場合はトラック数が足りるか確認しとかないと買った後で不幸になります。
ちなみに、トラックとチャンネルの違いがいまだによくわかっていません。
ベースの音を拾いにくい?
付属のXYマイクですが、とてもバランス良く全ての音を拾ってくれるのですが低音が少し弱い気がします。
僕のバンドの問題なのかな?とも思うのですが
同じ条件で他のレコーダーの音を聴くとH6よりベースが録音できてるんですよね。
録音設定が何かあるのかこれからも調査していきますが、
解決法としてはベースは空間録りでなくライン録音がいいかもです。
ベース用にDI(ダイレクトボックス)を用意しておくのも悪くないと思いますよ。
H8はどう?
H6の上位機種としてH8があります。
こちらは空間録りマイク+外部入力が6トラック同時録音できます。
ただし、H6は4トラック全てがXLR/TRSコンボ入力なのに対して
H8はXLR入力4系統+XLR/TRSコンボ入力が2系統なので何でも挿せるわけじゃありません。
要はH8だとギターなどのシールドを挿せるのは2本までってことです。。
僕はこの時点でH6に軍配が上がります。
DI増やせばいいじゃんって思うかもですけどセッティングが面倒になりますしね~。
まあオプションで外部入力を増やせますけど、そうするとマイクカプセルを潰しちゃうんですよね。
そうなるとただのMTRになっちゃうので悩みどころではありますね。
まあ、持ってて損はなかったです
僕の知識があやふやで適当な事を言ってる部分もあるかもなので
困惑する人がいたらすみません。雰囲気で読み取ってください。
当初はバンド練習の録音だけと思って買ったのですが
使えば使うほどに用途が増えていくH6、マジで持ってて損はないと思います。
てかほんとにもしコイツが壊れたら一気に路頭に迷うレベル。
一つの機材にここまで依存してしまうのもどうかと思いますが、
H6を愛してやまないってことが伝わればオールオッケーです。