メトロノームの必要性を考える
おはようございます、僕です。
メトロノームは音楽をやる人間なら誰しもが持っている(よね?)必須アイテムです。
今さら必要性を説くまでもありませんが、もう一度メトロノームの大切さを再認識してみましょう。
なぜメトロノームを使うの?
メトロノームを使って練習すればリズム感がつきます。
「でも音楽かけながら練習するのも同じでは?」と思うかもしれません。
それも正解だと思います。
ですがメトロノームを使う大きな理由があります。それは
「気付けるから」
だと思うんです。
何に?
実はとてもあやふやな感覚で弾いている(歌っている)ことに、です。
どこがズレているか調べる
メトロノームを使うと、いかに自分が適当なリズム感で弾いているかわかります。
まず前提条件として、「裏で鳴らす」ことを心掛けて下さい。
メトロノームって普通、「ピッ、ピッ、ピッ、ピッ」と拍の頭で鳴らしますよね。
これを自分の頭の中で「んピ、んピ、んピ、んピ」と裏拍で鳴らすようにするんです。
慣れないうちはこれだけでもかなり難しいです。
この図で理解できるでしょうか?
赤い♪がメトロノームのタイミング。
「表で鳴らす」のが通常パターン、
「裏で鳴らす」のがやってほしいパターンです。
テンポは100くらいにして、とりあえず音程は何でもいいんで、手持ちの楽器か鼻歌なんでもかまいません。
裏で鳴らすパターンが一発で成功したら、あなたはかなりのリズム感の持ち主でしょう。
なかなか裏で鳴ってくれない!って人はテンポを落としてチャレンジです。
おすすめなのが、表を「ワンツースリーフォー」でカウントして、裏拍を「エン」でカウントします。
口に出して、「ワンエンツーエンスリーエンフォーエン」とメトロノームに合わして言います。
最後の「エン」の後にすぐまた「エン」です。
続けると、
「ワンエンツーエンスリーエンフォーエンエンワンエンツーエンスリーエンフォー」となり、メトロノームと同時に数字をカウントしていたのが、メトロノームのタイミングで「エン」になっています。「エン」を2回連続で言うのはこの時だけです。
後はそのまま言い続けて、頭の中で「ワンが頭、エンが裏!」と切り替えます。すると、メトロノームが裏で鳴っていることに気付きます。
なかなかこの感覚をつかむまでが大変ですが慣れてくると面白いですよ。
コツとしてよく言われるのが「スネアが鳴っているのをイメージ」することですかね。
で、裏で鳴らせるようになったら自分が普段弾いているフレーズを弾きます。しっかりリズムキープできなければ、いつの間にかメトロノームが表で鳴っています。
つまり「弾けてない」ってことです。
無理だったら
弾けてないと感じたらさらにテンポを下げてどこが弾けてないのか分析します。そしてそこを集中的に練習。
今まである程度弾けていたはずですから、ちゃんと弾けるようになるはずです。
ですが、これが思ったより手こずります。いかに自分が間違ったタイム感で弾き続けていたかわかります。
で、表で鳴らしてみると、けっこう安定して弾けるんですよね。
おそらくですが、「どちらが主導」かの違いだと思います。
表で鳴らすとメトロノームが引っ張ってくれる、裏で鳴らすと自分がメトロノームを引っ張っていく感じになるからでは。
個人的な感想ですが、間違ったタイム感で弾き続けていた期間が長いほど矯正するのに時間がかかる気がします。僕がそうだから…。若い頃の自分を叱ってやりたいけど、それもできないので今から頑張るしかありません。
あなたは僕みたいに後悔しないように今からしっかりとメトロノームを裏で鳴らして練習しましょう。
僕の最終的な目標としては、「BPM200でメトロノームを16分の裏で鳴らして安定して弾ける」ですかね。何年かかるかわからないけど目標は高い方が燃えますからね!
ちなみに現在はBPM150で8分の裏が限界です。雑っ魚ww
ジャストで弾ける重要性
「別にジャストで弾けなくても、それがバンドのグルーブになるからいいじゃん」って言われたりもします。
それはそれで正解なのかも知れませんが、「ジャストのタイミングをわかっててあえて外す」のと「普通にズレてるだけ」では結果が同じでも意味が全く違います。
聴く側としては何の違いもないのかもしれません。
でも出来ないことをそのままにしとくのは、
負けた気がするのは僕だけでしょうか?
きっちり弾けた方が安定するのは当然だし、誰かを惑わせることもありません。
何事も基礎に勝るものなし、だと思うのです。