PC-9801の思い出

この記事はアフィリエイト広告を利用しています。

おはようございます、です。

僕が子供の頃、今から30年くらい前でしょうか。
親が持っていたパソコンがNECのPC-9801UV2でした。
あのパソコンが今の僕を育ててくれたと言っても過言ではありません。

今回は当時を振り返りながらPC-98の思い出を語ろうと思います

ゲームがたくさんあった

当時のPC-98といえば国内PCシェア断トツのナンバーワンでした。
ゆえにソフトも豊富、ゲームも豊富でした。
その中から僕が遊んだゲームに関する話をぼそぼそと語ります。

ダンジョンマスター

おそらく僕がPC-98で初めて買った市販ゲームだったと思います。
基本的にPCソフトって箱がデカくて、あの箱を開けた時の独特な香りはとてもノスタルジックでした。もう一度嗅ぎてぇ。

ロー・フル・イルでしたっけ?ファイヤーボールの魔法。
壁にぶつかって「ウー!」とか言うのも笑いましたね。
あとは落とし穴にわざと落ちて「アー!」って叫んで全滅とかw

しかし難易度は高かった記憶が。クリアしたのかしてないのか記憶が定かでありません。どうして覚えてないんだ…。
今はもうクリアできないかも…。

サーク3

どうして1も2もやってないのに3だけやろうと思ったのか。
それはきっと親に必死で頼み込んで買ってもらったMIDI音源の力を試してみたかったからでしょう。

ビジュアルも音楽もかなりのクオリティで、アクション性も高く、当時かなりハマった記憶があります。
何周もプレイしたはずなのにほとんど内容を覚えてないのはなぜ?ほんと、自分の記憶力のなさに悲しくなります…。

ただ、うちのPC98では重くてカックカクでしたw
でもそのおかげでクリアできたゲームもたくさんありますw

ソリッドランサー

HDD専用ゲーム、フルポリゴンという2大要素で話題になった3Dシューティングゲーム。
うちのPCでもなんとか動いてました。カックカクだったけど家でこんなのがプレイできるなんてすごいな!と感動したものです。
そういえば当時のアーケードで「スターブレード」がありましたがあの感動をちょびっとだけ味わえた気がしました。

今思えば、マウスカーソルを合わせて撃つだけのとてもシンプルなゲームでしたね。
でも、感動したんです。

ほんわかソフト

当時、本屋のパソコンコーナーで「同人ソフト秀作ゲームコレクション」というのが売っててそれも楽しませてもらいましたね。

特に圧倒的なインパクトで度肝を抜かれたのがほんわかソフトの「やさしくしてね」でした。
他にも優れたゲームがたくさん収録されていたはずなのですが、僕の頭の中にはこのゲームしか残っていません。それほど強烈なゲームでした。

若者二人がただ「叩いてかぶってジャンケンポン」をするだけなんですが、実写取り込みでやたらとリアル。そしてなめらか。声も出る。
子供だった僕はただ腹を抱えて笑ったものです。

以来僕はほんわかソフトの虜になり、「おしおきキライ!2」もTAKERUで購入したのでした。

それにしても「やさしくしてね」の情報が少ないですね。動画も一切ないし…。

マイコンBASICマガジン

通称ベーマガ。いったい何年買い続けたでしょうか。
嗚呼青春のベーマガ。我々のベーマガ。

ゲームを打ち込むが、全く理解できない

ベーマガは一般の投稿者のゲームがソースプログラム付きで紹介されていて、やりたいと思ったゲームはBASICでそのプログラムをそのまま打ち込めばゲームがプレイできました。
ですが当時の僕は頭の悪い中学生。ただ闇雲に見たままをカタカタと入力していくしかなく、エラーが出てもどこが悪いのかさっぱり分からず頭から見直しをするという作業を繰り返すのでした。
おかげですっかり目が悪くなりましたw

今なら少しは理解できるのかな?と思いますがあれに掲載されてたプログラムはどれも優秀な作品ばかりだったので理解するのも一苦労かもしれません。

ゲームミュージックも投稿されてた

ゲームだけでなく、有名なゲームの曲も素人さんが耳コピしてプログラミングしてました。
僕が打ち込んだ作品で一番覚えてるのが聖剣伝説2タイトル曲でしたね。PC98の内蔵音源でとても雰囲気良く再現されてました。
音作りから精度の高い耳コピまで、ほんとに頭が下がります。

その後、高校生を経て僕はバンドを始めることになるのですが、PC98でのMIDIを含む音楽体験全てが僕の基礎になっているんだと思います。

X68000が羨ましかった

ベーマガはPC98以外にもMSXやFM-TOWNS、X68000などの投稿ゲームの掲載をしてました。
中でもX68000用のゲームは一般の人が作ったものとは思えないほど見栄えが良くて、もともとビジネス用のPC-98には逆立ちしても勝てないクオリティで、一時期X68000が欲しくてたまりませんでした。
友人宅にあってたまに見せてもらったのですがそれはそれは綺麗なゲーム画面でMIDI音源も加わって夢のような環境でしたね。

ゲーム特化PCだもん、勝てるわけないよね。

MS-DOS

当時はWindowsなんてものはまだなかったので人はコマンドプロンプトで命令をPCに入力していたのでした。
これでフォルダ(当時はディレクトリ)の概念を覚えたし、拡張子の種類もある程度わかりました。

AUTOEXEC.BATやCONFIG.SYSをイジってなんとかカスタマイズしようとしてましたね。
あの無味乾燥な黒背景に白い文字がやたらと感傷的な気分にさせてくれます。

今はPCの中身が複雑になりすぎてMS-DOSじゃにっちもさっちもいかないでしょうけど、当時はフォルダ階層なんかもほどほどにシンプルだったのでキーボードでタカタカタカと打ってファイルをコピーしたり移動したり出来たのです。
フォルダ名とかが頭に入ってないと無理ですよねw

その後、CanBeへ

僕は高校に合格したお祝いで98マルチCanBeを買ってもらうのです。
たしか初代PC-9821Cxだったと思います。
Windowsになるとわざわざ98用ゲームはあまり遊ばなくなりました。
テレビチューナーがついてたのでスーファミとかやってましたねぇ…。

でも全くやらなくなったわけではなくて、当時のWindowsは終了させるとMS-DOSに戻っていたのでそこから98用のゲームを走らせたりしてたはずです。「うわ、このゲームって本来はこんなに早かったんだ?!」みたいな楽しみ方ができましたからね。

今となってはそのどちらのPC98も手元にはありませんが、こうして思い出すとまたあの2機種に再会したくなりますね。

あの頃のゲームを当時の環境のままで再びやってみたいですねえ。
きっと重くて5分で飽きると思いますがw

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です