Cakewakでコード進行を耳コピする練習(実践編)

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この記事は↓の続きになります。

では実際に音を耳コピしながら打ち込んでいきます。
僕もまだ順序よく、効率よくという感じでは出来ていませんので行った作業順で勘弁してください。

MIDIトラックの追加

これから耳コピしたものを打ち込んでいくわけですが、当然1トラック1楽器になります。
こうしないと「そのパートだけ再生したい」といった場合に不便ですからね。

音程を取るだけなら、プラグイン「Cakewalk TTS-1」だけで事足ります。
ですがここで注意しないといけないのは、「TTS-1を配置したトラックには打ち込まない」ということです。
ここに打ち込んではダメ!
新たにパートを打ち込む場合はMIDIトラックを追加して、その新しいMIDIトラックがトラック2のTTS-1を利用する感じで設定します。

挿入(I)→MIDIトラック(D)でトラックを追加します。
MIDIトラックの挿入

トラックが追加されたら、分かりやすいようにトラック名を変更し、outputを「Cakewalk TTS-1」に変更(たぶん最初からそうなってますけど)します。
MIDIトラックの設定1

次に、MIDIチャンネルを1:Cakewalk TTS-1に変更します。
MIDIトラックの設定2

これで、Cakewalk TTS-1の1チャンネルを使用する設定が完了しました。
Cakewalk TTS-1を開いて1チャンネルの音色を変更してみましょう。

TTS-1を開いて、
Cakewalk TTS-1を開く

チャンネル1の音色を変更します。
Cakewalk TTS-1の音色を変更する
音色は好きな音色でどうぞ。

この作業をパート分だけ繰り返します。
各トラックのMIDIチャンネルを振り分けるのを忘れずに。
MIDIチャンネル振り分けの例
例えば上図の例ですと

1:オーディオ(元となってる音源)
2:Cakewalk TTS-1(MIDI音源)
3:Vocal(MIDIチャンネル1)
4:chord(MIDIチャンネル2)
5:Bass(MIDIチャンネル3)
6:Drums(MIDIチャンネル4)

という風に使いたいわけです。
トラック5の「Bass」はCakewalk TTS-1の3チャンネル目の音を使いたいのでMIDI Chを3にしています。他のトラックも同様です。

例えばベースをトラック2の「Cake walk TTS-1」に直接打ち込んでしまった場合、ベースだけ音をミュートにしようと思ったら他のパートもまとめてミュートになってしまいます。
なのでトラック2には直接打ち込まずに、1トラックずつに分けて設定してあげるのがベストなのですね。

1:キーとダイアトニックコードを調べる

前置きが長くなりましたが、まずは作業効率化のためにキーとダイアトニックコードを調べます。
でも正直言って、わかってなくても何とかなります。後で修正効きますし。
なので分からない人は飛ばしてもOKです。正直言って僕もよく分かってないし…。

では簡単に説明すると、キーは「どの音からドレミファソラシドが始まるか」で、ダイアトニックコードは「そのキーで使われる一般的なコード」くらいの認識で今のとこ大丈夫です。
キーやコード理論については他で詳細に解説してくれてるブログやサイトが山ほどあるのでそちらを参考にしてください(丸投げ)。

見つけ方ですが、音源を鳴らしながら適当にキーボードで音を鳴らして探します。一番「終わった感じ」のする音がその曲のキーです。
キーが分かれば主要なコードは分かるので後々の作業が楽になるよって話です。

打ち込み作業に取り掛かる

ここからはパート毎に打ち込んで行きます。全てを打ち込む必要はなく、コードだけ分かれば良いという方はコードだけサクッと取ってしまえば良いです。

僕の場合はボーカル・ベース・コードくらいは打ち込むようにしてます。
元になる音源をミュートして、その3つのトラックだけを鳴らした時にどこが間違えてるかわかりやすくなるので。
あと、ちゃっちぃカラオケ程度には「音楽してる感」が出てきますw

ボーカルの打ち込み

ボーカルはただひたすら聴こえる通りに打ち込んで行けば良いので一番楽だと思います。

ただ、ヘタにビブラートとか入れたり、凝った打ち込みにしようとすると作業が全然進まなくて本来の目的を忘れる場合があるのであくまで音程を把握するためだけ、と割り切りましょう。

ここで意外と手間取るのが「ボーカル自体の音程が不明瞭」というパターン。この音、シとドの中間なんじゃねぇの?とか思うこともしばしば。まあそういう場合は残念ながらだいたい自分の耳が悪いです。
分からないところは何でも良いんでとりあえず打ち込んで先に進んだ方が良いです。全パートの打ち込みが終わった後に見直した方が不協和音とか分かりやすくなりますからね。逆に何も打ち込まない場合は後で素通りする可能性も出てきますので。

ベースの打ち込み

次にベースを打ち込みます。僕の場合はいきなりコードなんて取れないので。

ベースはだいたいそのコードのルート音を弾いてくれてますのでコードを探るきっかけになってくれます。

打ち込む場合は完コピする必要はなくて、4分音符間隔で取っていけばそうそう外れることもありません。

ベースがやたらとメロディアスな曲だった場合は…自分で探すしかないですね…。
その小節でフレーズで使われてる音を片っ端から試してみましょう。

コードの打ち込み

ベースの打ち込みまで終わって、ようやく本記事の目的であるコードの打ち込みです。
この時点でキーとベース(ルート)音が判明してるはずなので後はダイアトニックコード表を元にコードを付けていくだけです。これまでの作業がしっかりしていたら大きく外れることはないでしょう。

でも世の中にはおかしなコード進行を考える人はたくさんいるので理論が全く通用しない場合もあります。そんな時は気合いとこれまでの経験と知識がモノを言います。

どうしても分からない場合は己の修行不足を嘆きながら諦めるか、楽譜がどこかに売ってないか探しましょう。
有名な曲だったらYoutubeで楽譜付きの動画を上げてくれてたりします。

ドラムは?

ドラムに関しては完全にお好みでどうぞ。今回はコード進行を把握するのが目的なので。
ただ、前の記事で元音源とMIDIの同期のためにテンポを刻む程度の打ち込みは必要だと思いますね。同期が成功したら消しちゃいますけど…。

なのでドラムの打ち込みは曲の雰囲気を少しでも出したい場合におすすめしときます。

5:音源なしでチェック

で、最後に1トラック目の元音源をミュートにして全トラックを再生してチェックします。
トラックをミュートする
これで完全に昔のカラオケ状態になります。
出音はショボイですが、シンプルな分だけ不協和音はすぐ判明します。

後は試行錯誤の連続ですね。完コピできるまで頑張りましょう!と言いたいところですがそこまでストイックにやる必要はないんじゃないかな~と思います。
どうしてもコードが見つからないのは自分の経験不足と割り切って、さっさと次の曲にいって経験値を増やしてまた戻ってくる方が効率は良いんじゃないかなと。

まぁ僕の場合は納得できるまで粘りますけどね。どっちだよ!ってツッコミが聞こえてきそうですがw

まあ僕は自分の性格上、放っといて次にってのがなかなか難しいのでそうせざるを得ないのですよ。

だけど僕みたいに不器用じゃない人は「分からないとこは放っといてドンドン先に進む」方が正解なんじゃないかな~って思ってます。
ではこれからも耳コピ頑張りましょう!

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